【2019年度版】次世代住宅ポイントをうまく活用する方法【随時更新中】
※1/10に更新しました。
この記事は、
「次世代住宅ポイントの使い方は?」
「次世代住宅ポイントで交換できる商品は?」
「どんな人が対象?」
という疑問をお持ちの方へ向けて書いています。
住宅エコポイントという制度が過去3度ありましたが、
2019年度の3月27日に予算案が成立し、正式に次世代住宅ポイントの施行が決定いたしました!
今回の予算案成立の背景には、2019年10月から引き上げられる消費税10%への増税に伴う
景気対策の一環で、新築やリフォームをする際に一定の条件を満たした場合、
最大35万ポイント(リフォームは最大60万ポイント)を貰えるという制度です。
※1ポイント1円で換算されます。
この記事では、次世代住宅ポイントの
- 対象者
- 自分はいくら貰えるの?
- 期間は?
- 交換できる商品って何?
という部分を紹介していきます!
次世代住宅ポイントの資料を読んでも分かりにくい部分が沢山ありますが
ここでは簡単に分かりやすく使い方などを解説しています◎
まだ、全貌が明らかになっていない部分もありますが
随時更新していきますので、ブックマークに入れて是非参考にしてみて下さい◎
目次
2019年度の次世代住宅ポイントの交換品は?



そのポイントで商品と交換できるからメリットがあるよ!




次世代住宅ポイントを貰える対象は?
新築でもリフォームでも原則的には、2019年10月以降に引き渡しをうけたものと消費税率10%が適用されるものに限られます。
急いで取得してしまってもポイント付与の資格がない…なんてことも起こり得るので下記を参考にしてみて下さい◎
注文住宅を新築する場合
注文住宅を新築する場合、所有者(居住者)となる方が請負工事契約(発注)するもの

この場合の対象期間の定義は…
2019年10月以降に引渡しされたもの
となっております。
特例措置として、2018年12月21日~2019年3月に契約締結したものであっても、着工が2019年10月~2020年3月のものも対象となっています。
これは増税後の反動減を抑制する為の措置となっています。
新築分譲住宅を購入する場合
新築分譲住宅を購入する場合、販売会社が発注し所有者(居住者)となる方が購入するもの

この場合の対象期間の定義は…
2019年10月以降に引き渡しされたもの
となっております。
新築分譲住宅の購入(完成済みを購入する場合)
新築分譲住宅を購入する場合、販売会社が発注し所有者(居住者)となる方が購入するもの(完成済みのもの)

この場合の対象期間の定義は…
2018年12月21日以降、完成から1年以内に売買契約を締結し、なおかつ
2019年10月以降に引渡しされたもの
となっております。
※上記、対象住宅の性能要件など
新築 | 居住要件 | 対象住宅の性能・対象工事など(次の①~③のいずれかに該当すること) |
自ら居住する住宅 | ①一定の性能を有する住宅 a)断熱等性能等級4又は一次エネルギー消費量等級4以上の性能 b)劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上の性能 (共同住宅及び長屋については、一定の更新対策を含む) c)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の性能または免振建築物 d)高齢者等配慮対策等級3以上の性能 | |
②耐震性のない住宅の建て替え | ||
③家事負担軽減に資する設備を設置した住宅 |
※対象住宅の性能要件等に関して、①~③というのは文字だけでは分からないと思います。
そして、どういったものが一定の性能を有する住宅なのかという事も不明瞭かと思います。
詳しくは国交省のHPに記載がありますが、
こちらに関しては、新築する際に注文する業者にこの要件を満たすように建ててもらうよう相談すればOKです。
また、既に完成済みの建売に関しても、要件を満たしているかを確認すれば問題ありません。
リフォームをする場合
リフォームする場合、所有者が施工主に工事を発注(工事請負契約)をして実施するもの

この場合の対象期間の定義は…
2019年10月以降に引渡しされたもの
となっております。
特例措置として、2018年12月21日~2019年3月に契約締結したものであっても、着工が2019年10月~2020年3月のものも対象となっています。
これは増税後の反動減を抑制する為の措置となっています。
※上記、対象住宅の性能要件など
リフォーム | 居住要件 | 対象住宅の性能・対象工事など(次の①~⑨のいずれかに該当すること) |
全ての住宅 | ①開口部の断熱改修 | |
②外壁、屋根、天井又は床の断熱改修 | ||
③エコ住宅設備の設置 | ||
④耐震改修 | ||
⑤バリアフリー改修 | ||
⑥家事負担軽減に資する設備の設置 | ||
⑦リフォーム瑕疵保険への加入 | ||
⑧インスペクションの実施 | ||
⑨若者・子育て世帯が既存住宅を購入して、一定規模以上のリフォーム |
※リフォームに関しても対象住宅の性能要件等に関して、①~⑨というのは文字だけでは分からないと思います。
そして、具体的にどういう事をすれば該当するのかという事も不明瞭かと思います。
詳しくは国交省のHPに記載がありますが、
こちらに関しては、リフォームを依頼する業者にこの要件を満たすようにして欲しいと相談すればOKです。
自分はいくら貰えるの?
一番気になっているのは、ここではないでしょうか?
結局、自分は何ポイント貰う事が出来るのか…?
今まで記載してきました通り、新築なのかリフォームなのかで大きく変わります。
国としては現状の空き家や耐震性などに相応しくない住宅をリフォームしてくれた方が良いので、
ポイント付与額は場合によってはリフォームの方が手厚いと言えるでしょう。
とは言え、新築の場合でも基本的に付与額のベースが高いのでお得です♪
新築の場合は最大35万ポイント!
上限35万ポイントですが、色々な条件の組み合わせで35万ポイントを目指すのもいいですし、
まずは30万ポイントをGetしつつ、その他の条件組み合わせで残り5万ポイントをGetするのもよしです。
内容としては下記表に記載がありますが、よく分からない事も出てきます。
その為、業者さんや工務店などと打ち合わせする際に、下記表を見せつつ
「上限の35万ポイントにするにはどうすれば良い?」と相談すればOKです♪
ご希望に沿ったプランを一緒に考えてくれるはずです◎
●一定の性能を有する住宅 30万ポイント/戸 または35万ポイント/戸 |
性能 | ポイント数 |
断熱等性能等級4以上又は一次エネルギー消費量等級4以上 | 30万ポイント/戸 |
劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上 | |
耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上又は免振建築物 | |
高齢者等配慮対策等級3以上 |
+
上記住宅に加えて、さらに性能の高い住宅をする場合は、ポイントが加算
性能 | ポイント数 |
認定長期優良住宅 | 5万ポイント/戸 |
認定低炭素住宅 | |
性能向上計画認定住宅 | |
ZEH |
●耐震性のない住宅の建て替え 15万ポイント/戸 |
注文住宅の新築や分譲住宅の購入をする人が、耐震性を有していない住宅を除去した場合、ポイントが発行されます。
しかし、下記要件があります。
|
これだけ聞いたり読んでも分からない部分が多いと思います。
こちらに関しても、除去をお考えの方は工事を発注する先に相談するのがGoodだと思います。
ただ、注意点としては除去で15万ポイントをもらって、一定の性能を有する住宅で30万ポイントをもらって計45万ポイント…とはならないので注意してください。
あくまでも上限は35万ポイントとなります。

●家事負担軽減に資する設備を設置した住宅 設備の種類に応じて設定 |
下記の表にある住宅設備は、設置台数に関わらず、設置を行った設備の種類に応じたポイント数の合計を発行
家事負担軽減に資する設備の種類 | ポイント数 |
ビルトイン食洗器 | 18,000ポイント/戸 |
掃除しやすいレンジフード | 9,000ポイント/戸 |
ビルトイン自動調理対応コンロ | 12,000ポイント/戸 |
浴室乾燥機 | 18,000ポイント/戸 |
掃除しやすいトイレ | 18,000ポイント/戸 |
宅配ボックス | 10,000ポイント/戸 |
要注意!
・設置台数に関わらず、設置した設備の種類なので、掃除しやすいトイレを2個設置したからといって、18,000ポイント×2=36,000ポイントGet!…とはなりませんのでご注意下さい。
・また、手持ちが20,000ポイント以下の場合はポイント申請は出来ませんので、上記単体では交換できません。
リフォームの場合は最大60万ポイント!


●発行ポイントの上限 |
世帯 | 既存住宅購入の有無 | 上限ポイント数 |
若者・子育て世帯 ※1.2 | 既存住宅を購入しリフォームを行う場合 ※3 | 60万ポイント/戸 |
上記以外のリフォームを行う場合 ※4 | 45万ポイント/戸 | |
若者・子育て世帯以外の世帯 | 安心R住宅を購入しリフォームを行う場合 ※3 | 45万ポイント/戸 |
上記以外のリフォームを行う場合 | 30万ポイント/戸 |
※1.若者世帯とは、2018年12/21閣議決定日の時点で40歳未満の世帯のことをさします。
※2.子育て世帯とは、2018年12/21閣議決定日の時点で18歳未満の子がいる世帯、もしくは申請時点で18歳未満の子がいる世帯のことをさします。
※3.自ら居住する事を目的に購入した住宅について、売買契約締結後3か月以内にリフォーム工事の請負契約締結をする場合に限ります。
※4.自ら居住する住宅でリフォームを行う場合に限ります。



リフォームに関しては新築の時よりも細かく分類されていて、その要項に対してポイントが付与されるという仕組みです。
ですので、少しややこしいです…
下記に概要だけは載せておきますので、何処の部分をリフォームに加えれば上限に近付けるかなど、詳しくはリフォーム業者と相談して頂くのが一番良いかと思います◎
●発行ポイント数 下記①~⑨のリフォーム内容に応じて設定するポイント数の合計を発行 ●⑩に該当する場合は①~⑧のポイント数の2倍を発行 ※1 |
①開口部の断熱改修 | ⑩既存住宅購入加算 ※3 ①~⑧で発行されたポイント数の2倍を発行 |
②外壁、屋根、天井または床の断熱改修 | |
③エコ住宅設備の設置 | |
④バリアフリー改修 | |
⑤耐震改修 | |
⑥家事負担軽減に資する設備の設置 | |
⑦リフォーム瑕疵保険への加入 7,000ポイント/契約 | |
⑧インスペクションの実施 7,000ポイント/戸 | |
⑨若者・子育て世帯が既存住宅を購入して行う一定規模以上のリフォーム ※2 10万ポイント/戸 |
※1.①~⑧の詳しい内容については国交省が発行しているPDFのP.15~を参照して頂くか、依頼する業者と相談しながら決めて下さい。
業者と相談しながら、ポイント数とリフォームする箇所を選定する方がスムーズで分かりやすいと思います◎
※2.自ら居住することを目的に購入し、売買契約締結後3か月以内にリフォーム工事の請負契約を締結し、なおかつ税込み100万円以上のリフォーム工事を行う事を指します。
⇒ここでいうリフォーム工事の内容は、①~⑥に当てはまらないものも含みますので選択肢が広がると思います。
※3.自ら居住する事を目的に購入した住宅について、売買契約締結後3か月以内にリフォーム工事の請負契約締結をする場合に限りますが、そもそもポイントをもらう為にはこの要項に当てはまっていないといけないので、ほとんどの場合が加算ポイントは自動的に付与されるという認識でも問題ないと思います。
⇒①~⑧で発行されたポイント数の2倍が発行されるので、どれだけ①~⑧でリフォームをするかという部分も影響してくるかと思います。その辺りもリフォーム会社と相談して頂くとGoodです。
次世代住宅ポイント制度の期間は?
次世代住宅ポイントは国の予算ですので、期間があります。
まだ確定ではありませんが、概要としての期間を下記で紹介しますので、
これから住宅を買ったり、リフォームをお考えの方は下記を参考にしつつ
スケジュールを組むと良いでしょう◎
ポイント発行申請は2019年6月3日から開始
2019年6月3日からポイント申請の受付が開始されます。
期限は遅くとも2020年の3月31日となっております。
※商品の交換期限は2020年6月30日予定
[遅くとも]となっているのは、ポイントの発行具合によっては予算に達してしまうと
締め切られてしまうためです。
期限に関しては随時更新していきます!
ポイントの商品交換申請は2019年10月1日から
ポイントを申請して、商品の交換申請が開始されるのが2019年10月1日から開始されており、
締め切りは上記の発行申請に伴って公表されます。
制度は2020年3月31まで(注意点有り)
制度自体は2020年3月31までとなっておりますが、上記の通り
早めに締め切られてしまう可能性もあるので、逐一情報を見ておく必要があります。
ポイントの使い方 ~商品交換について~
もらったポイントは商品に交換は出来ますが、何でも良いという訳ではありません。
商品は決まった商品となっておりますが、かなりの種類の商品が用意されますので、
きっと欲しい商品は見つかると思います♪
現時点では概要しか公表されておりませんが逐一更新していきますのでチェックしてくださいね◎
交換商品一覧
交換出来るカテゴリーは下記となります。
|
商品券や即時交換(工事費用への支払い)などには使えない
今までは商品券などに交換も出来ましたが、
今回のポイント制度では商品券は含まれておりません。
ですので、商品と交換する必要がありますが、
新生活に買い替えを検討していた商品や
今まで買おうか悩んでいた健康グッズや
子育てに必要な商品などなど
きっと役に立つ沢山の商品から選ぶ事が出来るので期待出来ると思います◎
買取サービスを使ってお得に組み合わせる
ポイントを使って、お好きな商品と交換する際に、
今使っている不要なモノが出てくる場合があります。
本来であれば、今使っているモノと交換する様な形で
新しい商品をGet出来ればいいのですが、
次世代住宅ポイントは商品の入れ替えや処分は出来ないのです…。
その場合、ポイント制度とは全くの別の民間のサービスですが、
買取サービスを利用して断捨離するのも賢い消費の一つと言えます。
買取サービスを利用するメリットとしては…
- 不要なモノを処分できる
- 不要なモノをお金に替えれる
- 思いがけない高額査定がつくかも
といったメリットがあり、新しいモノを入れる際には
買取サービスを利用してスッキリさせると気持ちよく新生活をスタート出来ると思います♪
ここでは、買取サービスを行っている業者を紹介いたします◎
査定は無料ですし、査定額を聞くだけでもOKなので、
気になる商品があれば一度聞いてみるだけでもいいかもしれませんね♪
売買コムズ
売買コムズ
出張・宅配・店頭にて買取を行っております。
取扱商品は多岐に渡り、基本的に何でも査定は可能です♪
査定依頼は24時間OKですので、ぜひ下記よりお問い合わせください◎
セカンドストリート
洋服や小物の買取なら安心のセカンドストリート!
宅配買取も行っているので、詰めて送るだけの簡単買取です♪
駿河屋
駿河屋も有名な買取業者です◎
CDやDVDやBD、フィギュアなどのホビー系の買取に特化しています。
もう見なくなったモノや断捨離の為のホビー系があれば一度査定依頼してみると吉です◎
まとめ(おススメ方法)
新築の場合
注文住宅や分譲住宅の新築の場合のおススメは
- 一定の性能を有する住にする=30万ポイント
- 家事負担軽減に資する設備で5万ポイント分設置する=5万ポイント
これで上限の35万ポイントがもらえます!
リフォームの場合
リフォームをする場合のおススメは
- 若者・子育て世帯で既存住宅を購入しリフォーム=10万ポイント
- 耐震改修を行う=15万ポイント
- 家事負担軽減に資する設備の設置=8.5万ポイント
- エコ住宅設備の設置=4.8万ポイント
- 外壁全体の断熱=10万ポイント
- 既存住宅購入加算に該当=上記4項目のポイント数を2倍
これで86.6万ポイントですが、上限を超えているので上限の60万ポイントがもらえます!
組み合わせ次第では上限の60万ポイントは現実的なポイントとなります◎
次世代住宅ポイントの資料を読むと、ここはどうなっているの?実際どうやればポイントが付与されるの?
と言った様な分かりにくい部分があるかと思いますが、この記事でスムーズにポイントを貰う様にしましょう◎
ポイントは予算が到達すると終了してしまいますので、
ポイント申請が出来る状態になったらすぐに申請をする様にして、
ポイントが付与されたら、すぐに商品と交換するようにしましょう◎
新築やリフォームを検討している方は、あらかじめ交換商品はどんなモノがあるかを確認しつつ、
交換する商品をある程度決めておけばスムーズに進むと思います♪
また、買取サービスも利用しつつ、お得に賢く活用して下さいね◎