サックス 運指表|アルト・テナー・ソプラノ・バリトン4種類を初心者向けに解説 | 挫折しやすいポイントも紹介

「サックスを始めたばかりだけど、運指がなかなか覚えられない…」「アルトとテナーで指使いって違うの?」と悩んでいませんか。サックスは見た目こそ複雑なキー配列ですが、基本となる音階の運指はとてもシンプルで、ルールさえつかめば一気に視界が開けます。
このページでは、アルト・テナー・ソプラノ・バリトン4種類すべての基本運指表を一気に確認できるようまとめました。サックスは移調楽器のため実際に鳴る音は種類ごとに異なりますが、基本の指使いはどの種類もほぼ共通しています。1ページブックマークしておけば、練習中に運指を忘れたときもすぐに確認できます。
- アルト・テナー・ソプラノ・バリトン4種類の基本運指表を画像で確認できる
- サックスの基本運指の仕組みと、覚え方のコツがわかる
- 挫折ポイント(アンブシュア・音が出ない等)の乗り越え方がわかる
目次
サックスの基本運指の考え方

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サックスは複雑そうに見えても、基本となる音階の運指は左手3本・右手3本の合計6本の指で操作する非常にシンプルな仕組みです。左手の人差指・中指・薬指で上段の3つのキーを、右手の人差指・中指・薬指で下段の3つのキーを押さえます。
低い音を出すときは6本の指で全てのキーを押さえ、上の音になるほど指を一本ずつ離していくのが基本ルールです。たとえばドの音を出すときは全てのキーを押さえ、レは右手薬指を離し、ミはさらに右手中指を離す…という具合に、上に上がるたびに右手から順に指を離していくパターンになっています。
高い音域に切り替わる際は、左手親指でオクターブキーを押し込みます。これだけで一気に1オクターブ上の音域が出せるため、リコーダーや笛とは違い、キーの押さえ方を大きく変えずに広い音域がカバーできるのがサックスの大きな特徴です。
- 左手上段3キー+右手下段3キーが基本配置
- 上の音になるほど指を一本ずつ離していく
- 基本の音階:ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラ→シ→高ド
- 左手親指のオクターブキーで1オクターブ上に切り替え
- アルト・テナー・ソプラノ・バリトン全種類でこの仕組みは共通
アルトサックス 運指表
アルトサックスはE♭管で、吹奏楽や初心者の最初の1本として最も選ばれている定番モデルです。以下の基本運指表は、ド〜高ドまで一通りの音階をカバーしています。

基本のド〜高ドまでの運指。左手上段・右手下段。●=押さえる、○=離す
※低音のドは左手・右手の基本キーに加えて右小指Cキーを使用します。最初は指の動きがぎこちなくても、毎日少しずつ繰り返すうちに自然と体が覚えてきます。
テナーサックス 運指表
テナーサックスはB♭管で、アルトより一回り大きく低音域が魅力のモデルです。ジャズや吹奏楽でも主役級の存在感があります。

テナーはB♭管のため、アルトと実音は異なりますが、指使いは同じです
アルトで「ド」を押さえるとコンサートピッチではE♭が鳴りますが、テナーで「ド」を押さえるとコンサートピッチではB♭が鳴ります。指使いは同じでも実際に鳴る音は違うため、合奏時には注意が必要です。
ソプラノサックス 運指表
ソプラノサックスはB♭管で、サックスファミリーの中で高音域を担当するモデルです。ストレート型とカーブド型があり、それぞれ独特な響きを持ちます。

ソプラノはB♭管。テナーと同じ指使いで高い音域が出ます
ソプラノは音程のコントロールが難しい楽器としても知られていますが、運指自体はテナーと同じです。アンブシュアと息の支えがしっかりしてくると、美しい音色が出せるようになります。
バリトンサックス 運指表
バリトンサックスはE♭管で、サックスファミリーの中で低音域を担当する大型モデルです。吹奏楽の低音パートを支える重要な役割を持ちます。

バリトンはE♭管。アルトと同じ指使いで低い音域が出ます
バリトンはアルトと同じ調性(E♭管)なので、運指も実音の関係もアルトと同じ感覚で吹けます。本体が大きく息の量も多く必要になりますが、慣れてしまえばアルト経験者は比較的スムーズに移行できる楽器です。
サックスの練習でよくある挫折ポイント

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運指表があってもなかなか上達しない、思った音が出ない…サックス初心者が必ず通る壁について、それぞれの乗り越え方を解説します。
運指は覚えられる?どれくらいで慣れる?
結論から言うと、基本の音階(ド〜シ)は1〜2週間で指が動くようになる人がほとんどです。最初の数日は「あれ、どの指だっけ」となりますが、毎日10分でも楽器に触れていると、頭で考えなくても指が反応するようになってきます。
最初はゆっくりでOKなので、メトロノームを♩=60くらいに設定し、ド→レ→ミ…と一音ずつ確実に押さえる練習をするのがおすすめです。スピードを上げるのは指が完全に音を覚えてからで十分です。
アンブシュアがうまくいかない
アンブシュア(マウスピースをくわえる口の形)はサックス最大の難関とも言われます。下唇を軽く下歯にかぶせ、上歯はマウスピースに直接当て、口の周りの筋肉で軽くマウスピースを支えるのが基本です。
口の周りの筋肉が慣れるまでに数週間〜数ヶ月かかりますが、1日30分の練習を毎日続ける方が、週末にまとめて2時間練習するより圧倒的に効果的です。少しずつでも毎日続けることが上達への近道です。
音が出ない・音程が安定しない
音が出ない原因の多くは、マウスピースのくわえ方が浅すぎる・深すぎるか、息の角度がリードに対して適切でないかのどちらかです。マウスピースは適度な深さでくわえ、お腹から温かい息を真っ直ぐ送り込むイメージで吹いてみてください。
また、リードの硬さ(番号)が自分に合っていない可能性もあります。初心者は2や2½の柔らかめから始めて、上達に応じて2½→3と硬さを上げていくのが一般的です。
練習が続かなかったサックス、手放す前に査定してみては
「続けようと思って買ったけど、気づけばケースに入れたまま何年も経ってしまった…」というのは、サックスに限らず楽器あるあるです。とはいえ、サックスは中古市場での需要が非常に高い楽器で、使わないまま押し入れに眠らせておくのは少しもったいないかもしれません。
セルマー・ヤマハ・ヤナギサワの3大メーカーは特に中古でも高い人気があり、状態によっては購入価格に近い金額で売れることもあります。実際に売買コムズで成約した実績の一部をメーカー別にご紹介します。
セルマー(Selmer)の買取実績

セルマー SA-80II テナーサックス
¥350,000

セルマー リファレンス54 アルトサックス
¥400,000

セルマー シリーズⅢ アルトサックス
¥300,000

セルマー SA-80II アルトサックス
¥270,000
ヤマハ(YAMAHA)の買取実績

ヤマハ YAS-62 アルトサックス
¥150,000

ヤマハ YTS-62Ⅱ テナーサックス
¥180,000

ヤマハ YSS-475-2 ソプラノサックス
¥110,000

ヤマハ YAS-280 アルトサックス
¥90,000
ヤナギサワ(YANAGISAWA)の買取実績

ヤナギサワ B-992R バリトンサックス
¥350,000

ヤナギサワ A-992 アルトサックス
¥210,000

ヤナギサワ T-WO1 テナーサックス
¥200,000

ヤナギサワ S-901 ソプラノサックス
¥150,000
メーカー別の詳しい買取相場やコツについては、以下の買取記事で詳しく解説しています。
- サックス買取の相場はいくら?おすすめ業者と高く売るコツ
- ヤマハ・セルマー・ヤナギサワの買取相場をメーカー別に公開。付属品の扱い方や高く売るコツも解説しています。
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サックス運指表に関するよくある質問

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Q1. アルトとテナーで運指は違う?
指使いは同じです。違うのは移調(実際に鳴る音)のみで、アルトで「ド」を押さえるとコンサートピッチではE♭、テナーで「ド」を押さえるとコンサートピッチではB♭が鳴ります。アルト・テナー・ソプラノ・バリトンの4種類すべて運指は共通なので、1種類覚えれば他のサックスにも応用できます。
Q2. シャープ・フラットの運指はどうやって覚える?
基本の運指に加えて、サイドキーやパームキー、テーブルキー(左手小指のキー群)を組み合わせて出します。たとえばF♯は通常のFの指使いに右手薬指のサイドキーを加える、B♭は左手人差指の側面にあるB♭キーを使う、といった具合です。
シャープ・フラットの運指は数も多いので、まずは基本の音階(ド〜シ)を完全に体に覚え込ませてから半音に取り組むのが効率的でおすすめです。
Q3. 運指表を暗記する良い方法は?
楽器を持たずに「エアサックス」で指を動かすイメージトレーニングも効果的です。通勤中や寝る前に左手・右手の指を動かしてみる、机の上で運指のシミュレーションをするだけでも、指の動きが自然と頭にインプットされます。
そして何より、一音ずつゆっくり確認しながら吹く反復練習が最も定着しやすい方法です。スピードを上げるのは最後で構いません。まずは正確に押さえることを優先しましょう。
まとめ
サックスの基本運指は、見た目の複雑さに反してとてもシンプルなルールでできています。アルト・テナー・ソプラノ・バリトンの4種類で指使いがほぼ共通している点は、これからサックスを学んでいく上で大きな安心材料です。
- サックスの基本運指はド〜シで指を一本ずつ離すシンプルな仕組み
- アルト・テナー・ソプラノ・バリトンの指使いはほぼ共通
- 基本音階は1〜2週間の反復練習で体が覚えてくる
- アンブシュアやリードの硬さなど運指以外の壁もあるが毎日少しずつで克服できる
- 使わなくなったサックスは査定に出すと意外な高値になるケースも
もし「練習が続かず眠ったまま」のサックスがあれば、状態にかかわらず一度査定だけでもしてみるのがおすすめです。売買コムズではアルト・テナー・ソプラノ・バリトンの全種類に対応しており、ケースなし・付属品なしでも査定可能です。
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